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> No.499[元記事へ]
田代トンネルをサミットとする第一の難所を越え、ここまでは比較的坦々と走ってきた9521レSLやまぐち号ですが、この先今度は白井トンネルをサミットとする県境の峠が控えています。上り列車と交換する都合もあって徳佐駅ではしばらく停車します。僅かな停車時間の間に呼吸を整え居住まいを正したC571は、いよいよ「最後の難関」に挑むべく力強く歩み始めます。
まず大きく左にカーブ、然る後に右カーブを切るC571と9521レの姿は沿線の線路わきでみるとまるで花道で決めポーズと決め台詞をビシッと決めた大女優の貫録です。
ここも線路の両側にギャラリーの姿が多く見られました。流石に9月20日のそれには及びませんでしたが…(^^);
S字カーブを抜けると、船平山駅まで一直線に走ります。ここで折角ですから最後尾オハフ13701の展望デッキに出てみました。平坦な直線区間、C57は軽やかに飛ばします。
船平山駅を通過するといよいよ最後の難所、県境の峠に挑みます。白井トンネル(そのほぼ中央部が県境です)を筆頭に前後にいくつものトンネルがあり、出でては潜りの繰り返し。改造されたとはいえ9521レは12系客車ですから窓が閉めてあれば車内に煙が入ってくることは殆どありませんが、かつての在来一般型客車時代には難行苦行の区間だった事でしょう。
(否、全国的に見ればもっともっと厳しい環境の路線が多々ありました)
峠道を制した列車の左手にいよいよ太鼓谷稲荷神社と津和野の町並みが見えて来ました。無事難所を越え心なしかほっとした様子で9521レは津和野駅に到着しました。新山口〜津和野間、2時間の乗車時間でしたがちっとも退屈も疲労感も味わうことなく、あっという間でした。
復路の9522レの津和野駅発車時刻は15時20分、約2時間20分のインターバルです。
1枚目の写真は徳佐〜船平山間、最後尾オハフ13701の展望デッキから撮影しました。生憎デッキが満席で、人の頭が多数写ってしまったので周りをトリミングしました(^^);
2枚目の写真は津和野駅で入換作業中の9521レ。推進運転でそろりそろりとやって来ました。
3枚目は往路を無事務めあげてホッと一息つくC571の姿です。この後念入りに点検整備を受け折返し9522レの運用に備えます。
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