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やぁ!
ぼくは虚無虚無ランドの
虚無たんだォ!
いつもあなたの
心のスキマに
住みつく心の妖精だォ!
みんなは
心に虚無を抱えているのかな?
抱えているよね?
そうだよな?
おい
お前だよ
こ れ を 讀 ん で る お 前 だ よ 。
いつもいつもぼくをかやのそとにするんだ。
赦せない
許せない
聴せない
ゆるせない
ユルセナイ
此の如何仕樣もない
遣瀬無い此の氣持ちは
一体何處へ仕舞えば
私は樂になれるだろうか
天へ昇った滿洲の祖父は
答を知っているのか
生に往生した我が祖母は
全てを捨て去ったのか
我が肉親は私に一体何を
傳へたかつたのだろふか
りん
りん
りんりん
りんりんりん
鳴る風鈴は凉しく
ひさしに斜陽が射す
世を憾めぬ?の鳴声は
靜かに夕昏れを迎る
私の人生の終幕は何處か。
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